HAM管理番号
028

以下の基本情報は本ページ作成時のものです。


●○基本情報○●


仮名
お春 ちゃん

性別
女の子

生年月日
20xx年xx月xx日(推定1歳以上)

旅立ち
2021年05月09日(推定1歳以上)

種類
ゴールデンハムスター

毛色
ブラック

出身地
不明

性格
ビビリ、人馴れしていない

食欲
あり

現在の主食
・ペレット
Mazuri ローデントペレット
ひかりハムハム

便の状態
問題なし

病歴

その他状態(毛並み、ケガなどしてないか)
保護日当日に動物病院にて健康診断を行いました。

毛並み:問題なし
便:不明
ダニ:不明
妊娠有無:なし
体重:116g

レントゲンで以下のことが判明しました。
・陰部より出血(子宮に腫れ、5㎜程度のデキモノあり)
・腹部にガス溜まり(ストレスが要因)
・歯並び悪し(歯切りの必要あり)

出血がこのまま止まらない場合は、外科的処置で子宮をとるオペが必要。(手術費も10万円は軽く超える見込み)
現在は飲み薬を服用して治療中。

■保護経緯
第三者からの情報提供でペットショップを調査しました。
情報提供を受けた2日後に現地調査したところ、陰部から出血している老齢のハムスターを発見しました。
情報提供の段階でも陰部から出血していたとのことなので、この子は少なくとも2日間も展示スペースで放置されていたかと思われます。

見たところ、明らかに月齢が経っている子ですが、店頭では生後1ヶ月の子として販売されており、
接客を担当していた店員もハムスターの臭腺の位置を把握していないなど、適切な知識を持ち合わせていないように見受けられました。
出血も陰部ではなく、臭腺から発生しているものと誤認していました。

この店舗は今までも何回か情報提供を受け、その度にハムメディアも現地調査をしておりましたが、
劣悪な飼育環境として決定的な場面に遭遇することができませんでした。
しかし、今回はこのクロクマ以外にも劣悪な飼育環境が散見されましたので、管轄の行政に連携し、改善をお願いして参りたいと思います。

保護日
2021年1月20日


●○お世話情報○●


この子のいるエリア
東京都

現在の居住状態
床材:模造紙+キッチンペーパー+Kamiyuka(白)
給水器:置型(ハッピーサーバー)
回し車:GEX ハーモニーホイール(直径21cm)
巣箱:木製 (覗いて安心ハウス 大)
ごはん皿:陶器製
トイレ:①GEXハーモニートイレ
②コーンサンド入りのタッパ
ケージ:衣装ケース(幅34×奥行51×高さ23(cm))

■特記事項(生活スタイル、リズムなど)
・引き篭もり傾向
・ご飯や水を交換すると、おもむろに登場
・脱走意欲アリアリ


●○預かり報告○●(最新の画像や動画はコチラ)


報告日:2021/5/9
食欲:—
体重:—
便の状態:—
その他特記事項
重篤な子宮疾患を抱え、預かりスタッフのもとで療養中でしたが、残念なことに本日亡くなりました。
安定していた体調もGWに悪化し、通院していた病院とは電話で連絡・相談を行いつつ看病をおこなうも、いつ旅立ってしまってもおかしくない状態が今日まで続きました。
名前の通り、春の日差しのようなキラキラした表情を見せ(特に好きなお野菜を食べる時と部屋んぽの時)生き抜いてくれました。
初夏を思わせる穏やかな春の日に、身繕いもちゃんとして、他のハム達が寝入る頃に静かに旅立った…のは、本当に彼女らしいです。

報告日:2021/3/6
食欲:普通
体重:140.0g
便の状態:良好
その他特記事項
お薬を一滴垂らしたペレットを毎日食べてくれています。
保定ができれば直接お薬を飲ませてあげられますが、手乗りは本人も乗り気ではないようなので、まだ遠い道のり…
ここ数週間は出血もなく、体調も安定していましたが、本日おしりにやや黒っぽい血の固まりが付着していることを確認しました。
床材などは毎日チェックしていたので、本日が久しぶりの出血だったと思われます。
明日以降も出血が続いたり、出血量が増えた場合はいつでも病院に行けるようにしておきます。
ちなみに、レスキュー時から体重は25g近くほど増えましたが、不自然にお腹や子宮が膨らんでいる様子はないので、健康的に増えた体重だと思われます。

報告日:2021/2/14
食欲:普通
体重:133.0g
便の状態:良好
その他特記事項
よく寝て、よく食べて、よく遊んでいます。
出血も先日の通院以後見られません。パニックになったり、強いストレスがかかって激しく動くと出血するのかもしれません。
時々愛らしい表情も見せてくれるようになり、お春ちゃんが持っていた本来の魅力が出てきたように思えます。

報告日:2021/2/4
食欲:普通
体重:121.0g
便の状態:良好
その他特記事項
定期健診を行いました。
体重は増えており、毛艶も良いので、見た目は以前より健康的になっているという診断を受けました。
医師と看護師が保定しようとすると、上を見上げて、「何?何?」とオロオロ?
看護師がタオルで保定すると、お春ジタバタ、タオルに少量の血が付着。
再び陰部から出血していました。ご飯やお水は、それなりに摂取出来ているので、輸液(点滴注射)はせずに、止血の薬の注射のみ行いました。
お春ちゃんは狼狽しつつも注射を受け、キャリーに戻された後はふて寝をしていました。
今のところ、病気は一進一退という状況です。

報告日:2021/1/31
食欲:普通
体重:121.0g
便の状態:良好
その他特記事項
スタッフの手にも慣れてきて、お掃除やごはんのときにケージ内に手を入れても怯えなくなりました。
先日の通院から出血の痕跡なく、このまま出血がない限りは定期的な健診とお薬による対処療法を続けて参りたいと思います。

報告日:2021/1/21
食欲:普通
体重:116.0g
便の状態:良好
その他特記事項
昨日と同じ病院へ通院を行いました。
診断結果は以下のようになりました。

出血は昨日から起こしていないようで、現在も止血できている。
レントゲンに映ったデキモノについては、開腹しないと本当に腫瘍なのか、良性か悪性か分からない。
子宮の壁が厚くなって炎症を起こしている可能性も否定はできない。

提案できる治療方は2つ。
①思い切って開腹手術して、悪い部分を取り除き、検査する
②内服で痛みや炎症を抑えて様子を見る

ハムメディアとしては、お春ちゃんの年齢、現在は出血が止まっていること、元気そのものがあるのかまだ判断がつかないため、②の治療法を選択する予定です。
また、お春ちゃんは譲渡が難しい可能性が高いので、ハムメディアのサポートファミリーとしてお世話を検討しています。

※この子はハムメディアの『サポートファミリー』ハムスターのため、スタッフの元で終生飼育を行います。
※近日中に『サポートファミリー』ハムスターたちを皆様に応援していただけるご案内を予定しています。