ハムスターを保護したら
もしも屋外や屋内で、遺棄または飼い主不明のハムスターを見つけた際は、
必ず警察(最寄りの警察署や交番)へ届けてください。
ハムスターが屋内での室温環境下を確保することができます。
ハムスターが食べることのできるものはこちら
もしある日突然、外出先でハムスターを見つけた場合は、以下のステップを確認し、ハムスターの安全を確保しましょう。野生のハムスターは日本では絶対に存在せず、ネズミと違って野生環境ではとても生きていくことができません。また、環境変化に大きなストレスを感じる生き物なので、1秒でも早く保護してあげてください。
●Step1 ハムスターを適温環境に移動させる
ハムスターの適温環境は20~25℃前後です。夏や冬の気温は確実にハムスターの適温環境ではないので、発見時にはすでにハムスターが弱っている可能性が高いです。早急に空調の効いた室内に移動しましょう。そして、虫かごやプラケース(空気穴は必ず確保してください)の中にハムスターを移しましょう。無ければタオルなどで優しく包んであげましょう
●Step2 ハムスターの状態を確認する
手を洗った上で、ハムスターに触れてみて、体温を測ってください。ここで見るべきポイントはハムスターの体温が異常に低い、または高くなっていないかです。併せて以下のことも確認してください。
・目は開けているか。
・呼吸が浅く、早くないか。
・ハムスター自身が動けるか。
・目立った外傷はないか。
・身体が湿っていないか。
・死後硬直していないか。
●Step3-A ハムスターの体温が低かった(冷たい)場合
室温を25℃以上にします。両手で優しく包み込み、人肌でゆっくり温めます。ストーブやドライヤーなど急速に温かくなるものは、絶対に避けてください。もし、ハムスターが人に触られるのを嫌がるようであれば、一旦プラケースに戻します。プラケースに新聞紙やキッチンペーパーを細かくちぎったものを入れ、床材にします。ハムスターを床材で包み込むように配置を整えます。プラケースの外側の側面にホッカイロを貼り、輪ゴムなどを使って固定します。ホッカイロが無ければ、お湯の入ったペットボトルや、湯たんぽで代用できますが、ハムスターがやけどしてしまうので、必ずタオルなどで包んでください。
間違ってもお湯を張ったお風呂には絶対に入れないでください。(ハムスターを水で濡らすこと自体がNGです)
●Step3-B ハムスターの体温が高かった(熱い)場合
室温を20~23℃にします。間違ってもエアコンの直下や、冷蔵庫には絶対に入れないでください。日光が当たる窓際も避けましょう。また、ハムスターは汗をかくことができないため、扇風機を当てても効果がなく、逆にストレスになるのでやめましょう。水で濡らす行為も厳禁です。冷えたペットボトル(保冷剤でも可)を2~3本用意し、タオルで包みます。そしてタオルで包んだペットボトルの上にハムスターを乗せます。結露した水分がハムスターに直接当たるのを避けるため、必ずタオルで包んでください。
間違っても水風呂には絶対に入れないでください。(ハムスターを水で濡らすこと自体がNGです)
●Step4-A ハムスターの体温が低かった場合2
Step3-Aを実行後、ハムスターが目覚めたり、動き出した場合は水分と栄養を与えましょう。お湯とハチミツを用意し、ハチミツをお湯で溶きます。そして溶いたハチミツをスポイトや綿棒などを用いて、ハムスターの口元に運びます。もし、ハムスターがハチミツを口にしなかった場合は、カロリーが摂取できるものを与えることにより、ハムスター自身の体温上昇、維持のためのエネルギーを確保します。
●Step4-B ハムスターの体温が高かった場合2
Step 3-Bを実行後、ハムスターが目覚めたり、動き出した場合は水分と栄養を与えましょう。砂糖またはハチミツを水で溶きます。そしてスポイトや小皿などを用いて、ハムスターの口元に運びます。
●Step5 動物病院へ連れて行く
Step 4まで実行し、1〜2時間ほど様子みたら、必ず動物病院で診察を受けてください。Step 4まではあくまで『応急処置』であって、治療ではありません。また、屋外で保護されたハムスターは、素人目では判断できないような骨折や怪我を患っている場合が少なくありません。ハムスターの診察が可能な病院を探す際はコチラをご参照ください。
○ハムスターが安全に食べれるもの
・ニンジン
・サツマイモ
・カボチャ
・キャベツ
・ブロッコリー
・リンゴ
・イチゴ
・バナナ
・ゆで卵(白身)
・ペット用煮干し(塩分の少ないもの)
×ハムスターに絶対に与えてはいけないもの
・人間用に加工された食品やスナック菓子
・ネギ類(玉ねぎや長ネギ)
・ニラ類
・アスパラガス
・ニンニク
・チョコレート
・梅、リンゴ、モモ、ビワ、アンズなどの種子
※主食は、ハムスター用のペレットでお願いします。
※緊急時用に、ペレット以外でハムスターが安全に食べれるものと、絶対に与えてはいけないものだけを掲載しています。
※ペレット以外の副食を与える場合は、安全に食べれるものに記載されているものだけを与えてください。
※観葉植物や植物はハムスターにとって危険なものが多く、脱走などしたときに命の危険があるのでハムスターとは別の所へ移動させてください。
■参考文献
[新版]かわいいハムスターの育て方
かわいい!たのしい!ハムスターの育て方
かわいいハムスター 飼い方・育て方のこつ
かわいいハムスター☆カラー図鑑&飼い方
かわいいハムスターの飼い方
かわいいハムスターの飼い方・育て方(ナツメ社)
かわいいハムスターの飼い方・育て方(西東社)
はじめてでもできる! かわいいハムスターの育て方
はじめてのハムスター 飼い方・育て方
はじめてのハムスターの育て方
はじめましてハムスター
ハムスター 長く、楽しく飼うための本
ハムスターがおうちにやってきた!
ハムスタークラブ
ハムスターだいすき!
ハムスターとなかよくなれる本
ハムスターとの暮らし 完全レシピ
ハムスターに遊んでもらう本
ハムスターに遊んでもらう本_文庫
ハムスターのお医者さん
ハムスターの愛情 飼育法
ハムスターの医・食・住
ハムスターの学校
ハムスターの気持ちが100%わかる本
ハムスターの気持ちが100%わかる本② ドワーフ編
ハムスターの上手な育て方
ハムスターを育てよう
ハムスター暮らしの本
ビバ!ハムスター
みんなのハムスター・とってもかんたんBOOK
わが家の動物・完全マニュアル ハムスター
幸せなハムスターの育て方
飼い方・気持ちがよくわかる かわいいハムスターとの暮らし方
飼育・繁殖・ショーのための完全マニュアル
小動物ビギナーズガイド ハムスター
毎日のお世話から幸せに育てるコツまでよくわかる!ハムスター