You are currently viewing 埼玉県の多頭飼育困難者からハムスターを保護しました
  • 投稿カテゴリー:活動実績

案件番号
231230

案件概要

多頭飼育していた飼い主が、生活困窮者となって施設に保護され、14匹のハムスターが車中の中に数日間残されている


経緯

生活困窮者となってしまった飼い主さんが、車中泊を余儀なくされ、困っていたところを福祉法人施設のスタッフに保護されました。

施設は行政からの委託を受けた福祉法人になりますが、行政側(保健所)ではハムスターを受け入れる施設がなく、もし行政側で引き取った場合は、ハムスターは殺処分になることを飼い主さんに告げられていました。

飼い主さん自身は殺処分を避けるためにも、施設側のスタッフの相談し、施設には動物を連れて入居することができなかったため、施設側から当団体へハムスターの保護要請の連絡があり、2023年12月30日に当団体が至急引き取りました。


現場での居住状態:

室温:
・車で長時間の暖房が使用できなくなっていた。

ケージ:
・大きなケージが全部で3つ。
・1つ目のケージにはお父さんハム(HAM131:翔太)が1匹暮らし。
・2つ目のケージには、2匹の姉妹ハム(HAM133:ビビ)、(HAM134:ちー)が同居
・3つ目のケージには、お母さんハム(HAM132:ユーミン)、10匹の子ハムたちが同居。

回し車:
・各ケージに1個ずつ設置。

巣箱(ハウス):
・各ケージに1個ずつ設置。

給水器:
・各ケージに1個ずつ設置。

ごはん:
・各ケージにごはん皿が1枚ずつ設置され、多種多様の食生活。

衛生面:
・綺麗な状態とは言い難いが、劣悪というほどではなかった。
・ノミやダニは目視では確認されなかった。


ハムスターの状態

・ユーミンちゃん(HAM132)は軟便気味。
・ビビちゃん(HAM133)はとても体重が重いが、妊娠している可能性は低い。
・11月生まれの子ハムの中に1匹だけ、保護前日にグッタリしていた子が居たようだが、保護当日は全員元気なように見受けられた。
・上記の子たち以外は、いずれも健康そうな状態だった。


その他の情報

ユーミンちゃん(HAM132)は9月、10月、11月に合計3回の出産を経験しています。
また、翔太くん(HAM131)とユーミンちゃん(HAM132)は、元々同じペットショップで販売されていました。
誕生月も同じだったので、兄弟の可能性もあり、生まれた子ハムたちも近親交配を否定できませんが、今のところ健康です。


レスキュー有無

以下の計14匹のハムちゃんを保護しました。

翔太くん(HAM131)・ユーミンちゃん(HAM132)・ビビちゃん(HAM133)・ちーちゃん(HAM134)・ぐりくん(HAM135)・ぷりんちゃん(HAM136)・ぽーちゃん(HAM137)・しびびちゃん(HAM138)・しょうぐんちゃん(HAM139)・りんちゃん(HAM140)・ねむちゃん(HAM141)・チヂミくん(HAM142)・コムタンちゃん(HAM143)・ととくん(HAM144

11月生まれの子ハムの中に1匹だけ、保護前日にグッタリしていた子が居たようですが、保護当日は全員元気なように見受けられました。
念のために、現在は各預かりスタッフのもとで療養中です。
軟便のユーミンちゃん(HAM132)は動物病院での検便を後日行う予定です。
健康状態の確認が取れ、落ち着いたタイミングで里親募集を開始します。


今後の方針

前月の多頭飼育崩壊から日が開かずに本件の対応となったため、当団体でのハムスター受け入れキャパシティは限界近い状態になっています。
この問題を解決するためにも、預かりスタッフの増員と、現在里親募集中の子たちの譲渡を促進していかなければなりません。
預かりスタッフとしての応募要件を満たしており、ハムスターたちのために活動にご興味のある方は、下記リンクよりご応募いただけますと幸いです。


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