■案件番号
250403
■案件概要
『第14回 インターペット ASIA PACIFIC』へ「ビジネス来場」として、小動物用品のメーカー担当者の方々と意見交換をいたしました。
■インターペットとは
インターペットとは、年に2回、東京と大阪で開催されている日本最大級のペットイベントおよびペット見本市です。
東京開催では2025年4月3日~4月6日までの4日間で開催されており、初日の4月3日はビジネスデー(一般の方は入場できない日)になります。(昨年の記事はコチラ)
4月4日~4月6日までは一般の方も入場可能な日となっております。
東京開催の会場は例年、東京ビックサイトで行われているようです。
一般的にペット見本市とは、動物の飼育用品の新商品を、各メーカーがブース内で展示および説明、場合によっては販売をしています。
日本で行われるペット見本市の一部には、メーカーが生体を連れてきて展示している場合もありますが、前回および今回のインターペットでは小動物の展示は一切行われておりませんでした。
■展示内容について
インターペットでは家庭で飼育可能な動物全般の飼育用品の展示をしています。
展示ブースの割合的に言うと、犬猫と、その他の動物での比率が8:2くらいの印象を受けました。
しかし、その2割のメーカーはいずれも小動物用の新商品を展示しているので、小動物の飼育者/愛好家の方にとっても一見の価値はあると考えます。
(インターペットの公式ホームページから出展社リストを閲覧し、自身が知っているメーカーが参加予定か事前に確認されるほうが賢明です。会場によっては、小動物用品を取り扱うメーカーの参加数が少ない場合もあります。)
例年は東京ビックサイトを6ホール貸し切っての開催でしたが、今年は8ホール貸し切っての開催で、出店しているメーカー数も過去最大規模になっています。
それに伴い、今年は海外メーカー(および海外から来日したスタッフ)も例年より多く出店しており、アジア圏だけでなく北米圏や欧州圏からの出店も散見されました。
■小動物用品の展示を行っていたメーカー
ここからは、当団体のスタッフが実際に訪れた展示ブースの紹介です。
※いずれの写真も、撮影前にメーカーの方に許可を得た上で撮影しています。会場で撮影する際は、必ず事前に許可を得てください。
★リバードコーポレーション 様
リバード様の みにぴゅーれには、当団体の保護ハムたちもいつも助けられています。
無添加製品なので、動物さんに安心して食べてもらうことができます。
みにぴゅーれはAmazon、楽天、ヨドバシカメラなど大手ECサイトにてお求めになれます。
★SANKO(三晃商会) 様
ハムスター飼育者/愛好家の方であれば、ご存知のメーカー様です。
今回の新商品は紙製の床材2種と、栄養補助を目的とした食品が4種ございました。
床材に関しては実際に手触り確かめられるサンプルも置いてあり、国内の大手メーカーでこのタイプの質感の床材を取り扱っているのは珍しいと思われます。
そしてこの床材の商品の特記事項はそれだけでなく、床材の開け口にチャックが備え付けられており、一度開封したものでもしっかり保管することが可能です。(この仕様は商品開発チームからの強い要望があったそうです)
★シーズーイシハラ 様
KAMIYUKAという床材でおなじみのシーズーイシハラ様。
KAMIYUKAは埃が舞わず、足腰が弱ったシニアハムちゃんにとって歩きやすい触感なので、当団体の保護ハムたちも愛用しています。
★VETAFARM 様(公式SNS)
ベタファーム様はオーストラリアの大地で育った非遺伝子組換えの健康な素材を使用し、鳥類、爬虫類、小動物、犬、猫に最適な医薬品や衛生商品、サプリメント、フードを開発製造していらっしゃるメーカー様です。
すべてのVetafarm製品は、獣医師による動物の厳格な品質基準に基づいて設計されているそうで、ハムスター用のペレットやサプリもあります。
獣医師による監修を全面的に受けている商品にご興味のある方は、ぜひブースに立ち寄って商品の実物をご覧になってみてはいかがでしょうか?
★マルカン 様
こちらもハムスター飼育者/愛好家の方であれば、ご存知のメーカー様です。
今回はMARUKAN OUTLETとして、小動物用のかじり木商品が複数ラインナップされており、お買い得な価格で販売されておりました。
また、新商品としてはハムスター用のアスレチック商品が複数種ラインナップされており、ぴゅーれ系の商品も今までのおやつ的な側面だけでなく、栄養補助を目的としたものが複数種ラインナップされておりました。
今後の商品展開においても、栄養補助食には力を入れていきたいとのことでした。
★ドギーマンハヤシ 様
ワンちゃんの会社ロゴが印象的なメーカー様ですが、社内ブランドとしてミニアニマンというブランドでハムスター用の商品も多く展開されております。
今回のハムスター用新商品は、ハムリウムという過去に例を見ない形状のケージです。
会場で展示されているサンプルは少しスモークがかっていますが、実物の商品は透明度が増しているそうです。
(2025/04/05追記)
諸般の事情で本記事内での言及は控えておりましたが、本商品は当団体が定める推奨飼育環境を満たしていないため、いかなるハムスターにおいても本商品の使用を推奨いたしません。
今回ご紹介させていただいたメーカー様以外にも小動物・ハムスター用品を取り扱っている国内外メーカーの展示ブースがいくつかございました。
インターペットは他の大規模なペット見本市に比べると、小動物用品の取り扱いは行われている印象があるので、各社の小動物用品の新商品に興味のある方は、足を運んでみてはいかがでしょうか?
大切なこと
会場には、実際に商品開発を担当されているメーカーの方もブース内におり、いち消費者としての意見を伝えることができる貴重な場かと思います。
当団体のスタッフもそれが目的で本イベントに参加しており、以下のようなことをお伝えしています。
・近年のハムスター飼育者/愛好家の方たちの動向(求められている傾向のある商品など)について
・ハンデを背負ったハムスターや、シニアハムスターにとって、あったら良いと思う用品について
・ハムスターにとってリスクがある商品のリスクの説明と実態(綿が使われている商品の危険性や、その他の飼育用品の事故事例など)について
・実際に使ってみて、とても助かった商品や良かった商品について
以上が、2025年東京会場での簡易レポートになります。
インターペット公式ホームページ
※本イベントには、ペットを同伴することが可能ですが、ハムスターは環境変化に弱い生き物なので、絶対に連れて行かないようにしてください。