ハムスターの一時預かり先について

●当団体が引き取る

大前提として、当団体は非営利徹底の一般社団法人のため、動物取扱業(第1種)の届け出などを行っておりません。
つまり、動物をお預かりして、営利目的の金銭授受が発生するようなサービスを提供することができないということです。

仮に、当団体が無償でお預かりしても、その動物さんの所有権は元の飼い主さんにあるので、それが一番のネックになります。
当団体で保護している保護ハムスターたちは、そのハムの所有権が当団体に属しているので、当団体の判断で適宜医療行為や、必要だと判断した栄養補助剤の投与、生活状況の改善などを行うことができます。
これは、所有権が当団体にあるからこそ、その行為と命に対して責任を負えるからこそ、可能なことです。

しかし、所有権がないハムスターに対しては、もし当団体が行ったことで何か不測の事態が起こった場合、その責任を負うことができません。
たとえば、ハムスターは明らかに具合が悪そうなのに、一時預かりを依頼した方から『動物病院へは連れていかなくて良い』や『あまり高い病院へは連れて行かないで』というご要望があっても、見過ごすことは断じてできません。

また、所有権は依然として元の飼い主さんにあるものの、当団体とその飼い主さんと音信不通になった場合は、法律上は所有権譲渡の契約を結んでいない という状態になるため、あらゆるトラブルも想定されます。

よって、当団体がハムスターを引き取る場合は、譲渡契約書による所有権の完全譲渡を行った上での引き取りのみ対応しております。
一時的な預かりはご対応いたしかねます。
完全譲渡での引き取りをご希望の方は、コチラの里親募集依頼フォームからご依頼ください。
緊急性が高い場合は、当団体が即時引き取りを行います。

完全譲渡されたハムスターが高齢に差し掛かった子であれば、当団体でサポートファミリーハムスターとして終生飼養を行い、その場合は月2回のホームページ定期更新を通して、ハムスターの様子を写真や文字などで確認することができます。