2023保護ハムちゃんの同窓会（総括）

2023年は世田谷での多頭遺棄されたハムスターたちの捜索から始まり、バスの中や雨の降る公園など様々な場所で発見されたハムスターたちを警察経由で受け入れ、そしてその間にも断続的に世田谷での遺棄が発生していた1年でした。
また、11月と12月には多頭飼育崩壊の現場からの保護も立て続けで発生しましたが、当団体のスタッフ総出で対応し、なんとか全てのハムスターの受け入れ先を見つけることができました。
この場を借りて、スタッフの皆さんには感謝申し上げます。

去年は妊娠しているハムスターを保護することが1件ありましたが、今年は2件も発生しました。
どちらも保護してから間もなく出産したので、遺棄した本人は妊娠していることが分かった上で遺棄したと思うと、憤りを抱かざるを得ません。

様々な保護が発生しましたが、その中でも心が温まる保護もありました。
こちらのキンクマちゃんは警察からの要請で保護したハムスターでしたが、迷子ペットのサイトを偶然見ていた当団体のスタッフが似たハムスターの投稿を発見しました。
飼い主さんがキンクマちゃんを探していることが分かり、無事に飼い主さんのもとに返すことができました。
警察から迷子のハムスターを多く受け入れている当団体にとっては、これからも希望を持てるような出来事でした。

現在の動物愛護法は犬と猫を中心とした内容になっていますが、2023年は動物愛護法をエキゾチックアニマルも考慮された内容にするために、環境省の管理のもと、有識者で様々な議論が行われています。

少しずつですが、ハムスターにとっても明るい未来が近づいてきているのかもしれません。

ハムメディアは来年も、1匹でも多くのハムスターをしあわせにできるよう、活動を続けてまいります。
引き続き応援のほど、よろしくお願いします。